三足以上のわらじを履いて日々パタパタ動いているしーちゃんです。
私は7月末からある専門高校(職業高校)で非常勤講師として働いています。
私は普通科高校で生きてきたので、専門高校に関わるのはこれが初めて。
働いて2か月ほどなのですが、「専門高校ならでは」の出来事の数々にびっくりする日々です。
現在は高校3年生の授業を担当しているのですが、専門高校だけあって就職を希望する生徒が多く、今頃の時期は企業見学等で公欠になる生徒がちらほらいます。
先日あるクラスに授業に行ったら、8人くらいごっそり生徒がいません。
「企業見学の日が重なったのかな?」と思い、特に気にすることもなく授業を進めていたら、途中で実習着姿の生徒がわらわらと入ってきました。そして開口一番、
「先生!ぶたの出荷で遅れました!」
(写真はhttp://www.aifood.jp/sys/pages/brand/item_detail.php?sc=Kind&Kind=05&item_no=93より)
それを聞いて、一瞬状況を理解できなかった私が目をぱちくりさせたのは言うまでもありません。
授業の終わりごろになってから教室に戻ってきたので、いつも書いてもらっている振り返りシートには「出荷の感想」を書いてもらいました。そうしたら、
・○○○と△△△(ぶたの名前)がいなくなってしまうのは寂しい
・おとなしく車に乗ってくれたのでよかった
・いなくなるのは少し寂しいですが、おいしいお肉になってくれたらうれしい
などなど、ぶたに対する愛情とプロとしての顔が垣間見えました。
実習着姿の彼女たちはとてもかっこよく見えました。
※マメ知識※
学校にいるぶたや鶏には「戸籍」があるそうで、勝手に処分するようなことはできないそう。
またある日、同じクラスで7,8人不在だったので「今度は何だろう?」と思っていたら、出席簿の該当生徒の欄には
「稲刈り」
の三文字が。
想像の斜め上を行くなぁ、とくすっと笑いそうになりました。
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