ゆっけ(学卒院生)
文系(専門は社会)なのに数学ができるマンである上に、サッカーもできてしまう運動神経抜群マンである。セルフブランディングの成功例である。
そんな成功者にも、失敗はある。高3の体育祭選抜リレーでは、9チーム中2位でバトンをもらうも、途中肉離れを引き起こし最下位へ転落。「クラスメイトの絶望」と「ごぼう抜かれマンという汚名」をかっさらう悲劇のヒーローとなった話は、二度と本人の前で口にしないほうがいい。
また巷では、嵐の二宮くんに「ちょっと似ている」と「全然似ていない」の論争が繰り広げられており、二宮くん的にも本人的にも、少しかわいそうな状況がここ最近続いている。
じゅんき(学卒院生)
剣道で培ったであろう冷静沈着さゆえ、物事の判断力・推理力は抜群に優れていて、発言力もある。この研究室には欠かせない存在である。しかも運動能力も高く、何をやらせてもうまくいく尊い存在である..と本来であれば、ここで締めて見事な紹介文にすればいいのだが、そうはさせない。
先日暇つぶしがてら訪れたバッティングセンターでは、20球中、ほっとんどかすりもしないという超運動音痴ぶりを目の前で繰り広げてくれた。
「いや、さっきホームラン級のあたり出たから」と言い張っていたが、誰一人も見ていなかったため幻の打球となってしまった。
「エビデンスは俺」状態なので、この都市伝説に疑いを持つ者は、是非最寄りのバッティングセンターへ、彼と行ってみるといい。
ハルナ(学卒院生)
日本の学生の数学離れがめざましい昨今。しかし、そんな事実に目もくれず、数学をこよなく愛し続ける彼女は、数学離れ現象の異端児として我が研究室に所属する数少ないレディの一人。高校数学を専門としていて、高い計算能力を誇る、と格好良く言いたいところだが、、、
昨年の学校支援プロジェクト(言ってみれば大学院生版の中期教育実習)では、自分の担当授業の開始時刻をしっかりと把握していながらも、算数の基礎中の基礎である「逆算」を怠り、2時間も前に到着してしまい、控室で一人ぽつりと待ちぼうけをする羽目になったのは、表の世界に決して出してはいけない、ここだけの話である。
語尾によく「行くが」「せんが?」と、聞き慣れない謎の方言「が」を挟んでくるため、生粋のシティーボーイ兼イケメン男子集団の我々は、時折キョトンとしてしまう。
かずま(学卒院生)
あの西川先生をイジリ倒すのを生きがいとしているそんな彼であるが、普段はヤル気なしキャラ・面倒くさがり屋を一生懸命演じている。しかし、根はただただ真面目なため、しっかり演じ切ることができず、配分された業務はちゃんとこなしてしまうという一流の大根役者である。
特徴と言えば、昨夏、日焼けで黒くなった肌、顔立ちが功を奏し、バイト先で働いていると観光客のパキスタン人にウルドゥー語でずっと話しかけられるという逸話をもつ。純ジャパであるが、見た目は現地の人と変わりないため、ウルドゥー語と演技力さえマスターすれば、パキスタンでは一流の千両役者になれるポンテシャルはある。しかし、そんな明るい未来を切り捨て、教師の道を進む強い覚悟がある。
まーちゃん(学卒院生)
西川純のもとで2年間学ぶためにここの大学院に進学した、いわゆる確信犯である。
ツイッターには彼の教育系アカウントがあり、フォロワーは1000人を超えるインフルエンサー系大学院生。
ただ、自由な性格のため、基本毎日どこかへ愛車を走らせている。そのため研究室に出没することは滅多になく、レア度はツチノコやネッシーのレベルに値する。
たとえ研究室へ来ても、1時間もせずに「ギター弾いてくるで」という言葉だけを残して、大学近くのダムへ行き、一人見えない何かに弾き語る始末だ。
解決策としては、二郎系らーめんをこよなく愛する彼の机にリアルなレプリカを置けば、
もう2時間は研究室に滞在してくれるのではないかという個人的な提案がある。
さっちゃん(学卒院生)
明るくてフワフワしていながらもしっかり業務をこなすキャリアウーマン。パソコン関係も詳しいため、ゼミ生は彼女に頼りがちである。
しかし、もちろん欠点もある。
昔は、youtubeにアップロードされている90分弱の西川研学年ゼミ(西川先生とゼミ生の対談を撮影したもの)の音声を子守歌としてリスニングしていたが、それが凶と出て、生の学年ゼミで、あの西川先生本人を前に、あからさまに寝る癖がついてしまったのは周知の事実である。
学年ゼミを覗くと、あの「今にも寝そうなファービーの顔」と瓜二つな彼女を拝見できる。本当は実際の画像をここに載せたいのだがそれをしないのは、アメリカのTiger Electronics社からの著作権侵害訴訟を避けるためである。
だいきさん(現職院生)
西川研究室M2の唯一の現場経験豊富な頼れる現職院生。現場で『学び合い』を実践してみたのち、ここ西川研究室を目的に進学した、『学び合い』の申し子。
的確なアドバイスで若造集団の西川研究室をそっと支える、一部の人にしか見えない陰の偉大なる大黒柱的存在である。
愛妻家でもあるだいきさんは、奥さんに「ぼくのお茶目なところは?」と聞いてみたところ、「謎に意味もなくハイタッチや乾杯を迫ってくるところ」
という返答があったという。
うむ、なんともかわいらしい仕草であろうか。令和元年のヒットアクションに文句なしの殿堂入りだ。
くおん(学卒院生)
ハイブリッドカーばりに静かで落ち着いた口調で話すスタイルをとっているため、話していてストレスを感じることはない。
仕事も責任をもって最後までやってくれるため、何も物申すことはない。
写真の通り、筋肉隆隆だし、健康に違いない、とただただ褒めちぎるだけの紹介文にしようとしたが、そういえば一個あった。
お腹が非常に弱いのだ。弱いといっても、筋肉量的な意味ではなくて、体調的な意味で弱いのだ。
授業中、突如訪れる腹痛に耐え切れず、ちょくちょくトイレへ駆け込む姿を何度も目撃されている。気の毒なことこの上ない。
しかし、近年、うOこ漢字ドリルやうOこミュージアムというトイレに対する偏見を覆すような斬新な情勢が日本にある。これを追い風に、ポジティブ思考でこれからの余生を腹痛と共に過ごしていただければ幸いだ。
福井(学卒院生)
上越のおいしいお店をよく知っている彼は、
「上越版・歩く食べログ」として一部では評判である。そう、ご察しの通り、食べることが彼にとっての「生きる力」なのである。
しかし、「太っていること」のディスアドバンテージをよく知る西川先生は、自身の経験をもとに、彼に毎回痩せるよう忠告をするのだが、馬耳東風とはまさにこのこと。「先生、わかりました..」という発言の3分後にはスナックを無心で頬張るという暴挙に出たのはもう何回目だろうか..。
彼を100gでも痩せさせることができたら、それはもうプロのダイエット・カウンセラーとしてのキャリアを考えたほうがいい。
こうだい(学卒院生)
ミニマリストになることを公に宣言したのは記憶に新しい。誕生日プレゼントとして小銭・お札がほとんど入らない、クレジットカードの収納に特化したいわゆるミニマリスト用の財布を購入。
今年3月に行われた神戸のある研修会にその財布と共に遥々参加。しかし会費が500円であり、財布に小銭をうまくしまえないことを直前に思い出す。そこで何を血迷ったのか、持ち合わせの100円玉4枚、10円玉10枚をなんとポケットティッシュに包んでその会の参加手続きをするという滑稽極まりない過去を持つ西川研究室のゼミ長だ。
「ミニマリストは生きずらい」
彼が発した言葉にはどこか重みがあった。
ゆうだい(学卒院生)
「元気玉」という薬が本当にあるのであれば、彼はそれを3時間に一回は服用しているに違いない。それくらい、四六時中元気である。もし、「元気」という気力だけで自家発電ができるのであれば、地球1年分の使用電力は彼一人に任せてもいいのかもしれない。なぜ、その議案が未だに提出されていないのか甚だ疑問である。
しかし、彼の身長と童顔さゆえ、夜に道を歩いているところを警察に止められた挙句、中学生と間違われてしまった過去は、もう一生消えない。
実写化コナン(中学生版)の依頼は、まず彼に持ち掛けてみよう。回想シーンであれば、お任せください。我が研究室は快く彼を差し出します。