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『学び合い』のイメージトレーニングをしたいときに読む本

こんにちは、西川研のゼミ生Lです。今日は『学び合い』のイメージトレーニングをしたいときにお勧めの本を紹介したいと思います。

『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ

西川純 著

 

西川先生が『学び合い』にトライしようとしている方に対して「必ず読むようにお願いしている5冊」の1冊です。

この本の特徴は、『学び合い』を実践していくと直面する様々なシチュエーションに対して、教師がどのように対応(言葉がけ)をすれば良いのかを理論的に教えてくれます。

 

例えば、第1章「最初の1週間」では次のようなシチュエーションが取りあげられています。

  • 子どもたちを立ち歩かせたいとき
  • 丸写しの子や遊んでいる子がいたとき
  • 全員がその日の課題を終えて遊んでいたとき
  • 教師の指示が間違えていたとき

また、第2章「最初の3ヶ月」では次のようなシチュエーションが取りあげられています。

  • テストで結果が出ないとき
  • 『学び合い』に反対する子がいたとき ①真面目な子
  • 『学び合い』に反対する子がいたとき ②心優しく、成績の高い子
  • 『学び合い』に反対する子がいたとき ③アスペルガーの子

これらのシチュエーションを事前に押さえておけば、『学び合い』における地雷をある程度避けることができます(全部の地雷を避けるためには例の5冊を全部読めばOKです)。

お勧めは、「自分がもし上記のシチュエーションに直面したらどうするか」とイメージトレーニングする方法です。実践すると分かりますが、かなり鍛えられます。

『学び合い』で生徒に語るべき言葉は、借り物ではなく「自分自身の言葉」である必要があります。イメージトレーニングは「自分自身の言葉」を見つけるために大変有用な方法です。『学び合い』初心者の方はぜひ試してみてください。