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長田の作品制作。

新型コロナウイルスの影響で遅れに遅れた初等教育実習代替措置プログラムも残すところあと3日。

ここ数日、私は休みの日も大学に来て朝から晩まで映像の編集ばかりしていた。

映像の内容は主に実習先の小学校に向けたビデオレター、自分の出た大学に向けての大学院紹介、ビデオレター制作に四苦八苦している友人のサポートである。4連休も大半はこれらに消費した。

大学の頃の作品制作の日々に帰ったかのようで、苦しいものではあったが楽しかった。

 編集の環境も変化し、限られた時間の中でなかなか思い通りのものはできなかったが、

「一つの方法ができなかったら、できる方法を用い工夫して補う」感覚をまた味わうことができた。

試行錯誤の末にできたものと、ただの作業としてできるものでは、やはり達成感が違う。

 

作品制作は、自分の頭の中に溜まった靄を固めて吐き出す行為だとしばしば思う。

きちんと出力して出すことができれば、目的が明確な作品となる。いわゆるコンセプトである。

ビデオレター作成の関係で、同じグループの作品を見たが、編集に慣れていない人でもコンセプトがはっきりしているものもあるし、明確な意思を持って編集しているなと感じるシーンが多くあり、見ていて楽しかったし勉強になった。

続けることができれば、私など簡単に追い抜いてしまうだろう。

 

今回のことを通して感じたことは、

 

「また作品を作りたい。」である。

 

自分の主体的成長を促す要素である、この欲情に火が灯っている内に。