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オンラインが日常になったM2生活

 今年度はまったく想像していなかった状況でスタートしました。M1の後半からは研究室で研究するというのが基本の生活スタイルになります。朝から研究室に行きそのまま1日の大半を机で過ごす生活です。もちろん研究生や教授と対話をしながら論文や本を読み、研究テーマを模索したり研究のための資料を集めたりしていきます。

 春からは新入生を迎え新しい風を感じながらスタートをする。どうやって新入生を勧誘するかを考えていましたが直接、勧誘する機会は全てなくなりました。

オンラインでのコミュニケーションに戸惑う。

 ゼミの説明会や普段のゼミをオンラインで行い新入生に参加してもらうのですがこれがなかなか難しかったです。

 その時は気づかなかったんですが今、思うとオンラインとオフラインには大きな違いがあります。

 オンライン→偶然の参加がない

 オフライン→偶然の参加がありえる

オンラインでは興味がないところに参加するってことがほとんどありません。

洗剤を買おうとAmazonのサイトに行って洗剤以外を買う可能性はほぼありません。

しかしホームセンターに洗剤を買いに行ってトイレットペーパーを買う可能性はあります。

ここを意識したデザインになっていなかったのでもともと西川研究室に興味を持ってくれていた人以外へのアプローチがうまくいきませんでした。

どんどんオンラインに慣れる

 「習うより慣れよ」とはよく言ったもので最初は戸惑っていたオンラインにもあっという間に慣れて日常の会話の中にzoomというワードが溶け込んできました。オンラインでもわりと多くのことが出来るなという実感を得ることが出来る日々でした。

 ただオンラインは自分が思っている以上に疲れるということも知りました。オンラインならではのコミュニケーションスキルも必要だと学びました。

 オンライン飲み会も大学内だけでなく実施されました。

オンラインはなくならない

 もちろん研究室への立ち入りの禁止、県外移動の禁止などなどマイナス面は多くありました。しかし、この影響で生活の中に一気にオンラインが入りこんできました。Googleスプレッドシートなど共同作業をするツールも多く使う機会がありました。オンラインがここまで身近に活用できるようになったのは間違いなくこの生活のおかげです。今年の生活にほとんどは来年度の院生にはあてはまらないかもしれませんがオンラインが日常にある状態からすべてが後ろに戻ることありえないと思います。

 来年度以降の進学を考えている方もオンラインのスキルを持っておいて損することはないので今の環境で覚えたことを日常から活用することをお勧めします。