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長田です。

 先日、教員採用試験の為に上越から地元、高知県へ帰っておりました。

 一次試験を無事終え、上越に帰るまで3日程猶予がありましたので、私は久しぶりの実家生活を堪能しようと考えていました。

 しかしその晩、両親と晩酌をしていると、母親が車の免許更新がコロナの影響で3か月ほど伸びたという話をしたのです。

 ……自分の更新日っていつだっけ。

 そう思い、自分の免許証を取り出し確認してみると、

2020年(平成32年)05月05日まで有効

 と書いてありました。

 そう、一か月以上前に私の免許は失効されていたのです。(その日は6月20日)

 

 なぜ気付かなかったのか、それには2つ理由がありました。

 一つは、免許更新の日が近づくと送られてくるハガキが、大学時代の住所に送られていたことでした。在学中の更新の時、どうしても高知に帰ることができなかった私は、その地で免許更新を行いました。その住所の更新を上越に来たに怠っていたのでした。

  もう一つは、車に乗る機会がなかったことでした。

 大学、大学院生活共に、自転車で事足りる範囲にある程度の店があったので自分で運転する機会がなく、機会があるとすれば実家に帰っていた時だけでした。免許証を見る機会もなく、財布の隅のポケットに住まわせていました。

 

 そんなわけで翌々日、私は「失効ってまずいんじゃない?」という漠然とした不安を抱えながら免許センターに行ったのです。

 

免許センターで事の成り行きを説明すると、失効したものの、なんとか更新ができることがわかりました。(よかった。)

 

ほっとして手続きに必要な用紙をもらったのですが、その用紙のタイトルに、

うっかり免許失効者について・・・」

と書かれていました。

 

「あ、私のことだ。」

 

と思いました。

 

うっかりの免許失効って、「うっかり免許失効」って書くんだ~。

免許を更新できることの安堵感と、その言葉の響きが今を表していたのがやけに可笑しく、私は愉快な気持ちで講習を受けました。